冬の車のトラブルと静電気対策

2025年11月10日 08:14

普段のペーパードライバー講習では運転のことは説明しますが、車のメンテナンスについては質問していただいたら返答する程度ですので定期的に車に関することもブログで書いていきたいと思います。

マイカー教習のお客様やお車を購入予定のお客様につきましては休憩中やペーパードライバー講習終了後にメールでもお気軽に質問してください。
※メーカーではありませんのでお答えできる範囲で返答させていただきます。


今回は冬に起こりやすい車のトラブルと静電気対策について記載してみたいと思います。

○バッテリー
まずはバッテリーですが冬はバッテリーの性能が弱くなります。
バッテリー液の温度低下で化学反応が鈍くなるのと蓄電機能も低下しますのでヘッドライトが少し暗いと感じたりパワーウインドウの動きご遅いと感じたらディーラーやカー用品店などでバッテリーの電圧をチェックしてもらったり、必要であれば交換したほうがいいと思います。

○タイヤのパンク、バースト
冬はタイヤの空気圧が低くなりますので段差を乗り越える時や障害物を踏んだ際にパンクやバーストする可能性が増えます。
寒い日はタイヤが硬化しますのでダメージに弱くなりパンクやバーストするが増える要因の一つです。
タイヤのひび割れや空気圧のチェックを定期的にやってみてください。

○ガラスの破損
寒冷地などは車内の暖房の温度と外の気温差が大きくなり割れてしまうことがあります。

また凍結している窓に熱湯をかける方がいらっしゃいますが、これもガラスが割れる危険がありますので絶対にやってはいけません。

私は雨が降らない夜は下の画像のようなカバーを使っています。
またカー用品店などには窓の凍結に使うスプレーも売ってますのでご利用されてもいいかと思います。

フロントガラスの凍結を防止するカバーの画像です



○冷却水やウォッシャー液の凍結
冷却水は凍結防止の添加剤が入っていますが一般的なものは-15℃程度で凍結します。
冷却水に水道水を混ぜてある場合などは特に注意してください。

ウォッシャー液も凍結します。
ウォッシャー液は水で薄めて使用するものが多いですが水の割合が増えると凍結しやすくなります。
冬場はウォッシャー液の商品ごとに記載されている説明を読んでいただき凍結しないような割合で薄めて使用してください。
ウォッシャー液のタンク内で凍結しなくてもノズル内で凍結することもありますのでご注意ください。


○エンジンオイルの硬化
エンジンオイルが寒さで硬化してしまいますと粘度が変化して循環が上手くできなくなることがあります。
水温計や警告灯をチェックして異常があればすぐにディーラーや整備工場などに見てもらってください。

○雪道での運転トラブル
もうそろそろ夏タイヤからスタッドレスタイヤに替える時期だと思いますがスタッドレスタイヤを使用しない方はチェーンを車に携行するなどの準備が必要です。
オールシーズンタイヤの場合はそのままでも大丈夫ですが雪道や凍結時は滑らないわけではありませんのでスピードを落としてハンドル操作もゆっくり行ってください。
スタッドレスタイヤやチェーンを使用している時も同じです。



冬の静電気対策のグッズです

冬の静電気対策
静電気でバチっとなりやすい方はお分かりだと思いますがものすごく嫌です。

上の画像のようなグッズを使用すれば車に乗る時は大丈夫ですが(私は手のひら全体で一度車体か地面を触ります)車から降りる時はそのまま降りてしまいバチっとなってしまいます。

車から降りる時に静電気でバチっとならない方法のイラストです
車から降りる時の静電気対策で触れやすい金属部分の画像です

車から降りる時の静電気対策は触れる順番を変えるだけで大丈夫です。

普通は地面に足を着けてからドアを閉めるために触れると思いますが、上の画像のように車体に触れたまま足を地面に着けると防止できます。
※個人差があるかもしれませんので絶対ではないと思います。

ドアに触れながら地面に足を着けるのが難しい場合はドアロックストライカーという金属部分に触れながら地面に足を着けてみてください。

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