2025年参議院議員選挙・選挙カーの交通違反は特別ルールがあるのでしょうか?

2025年07月09日 09:52
選挙カーの交通違反のルールについて解説するための選挙カーの画像です

2025年7月20日が投票日の参議院議員選挙の選挙活動が始まりました。

選挙期間中の選挙カーには一部免除されている交通ルールがありますのでご紹介していきます。

○シートベルト
選挙期間中の選挙カーはシートベルトの着用が免除されています。
しかし窓から身体を乗り出したりすることは認められていません。

○通行禁止の除外
都道府県により違いはありますが車両通行止め、自転車及び歩行者等専用道路、歩行者等専用道路などで指定車両を除くの表示があったり、特定禁止区域、特定禁止区間の表示がなければ除外されます。

○駐車禁止
駐車禁止も除外されていますが、どこにでも駐車をしていいわけではありません。
道路標識などて駐停車禁止の場所では除外されません。
・バス停の10m以内、横断歩道の5m以内、交差点内、交差点から5m以内など

交差点や横断歩道など歩行者が多いところで演説したいと思いますが駐停車禁止の場所では除外されませんので選挙活動の場所は確認していただきたいと思います。


選挙期間中の事故の例を挙げるための選挙カーの事故の画像です

選挙期間中はあちこちで選挙カーを見かけます。
候補者の方もスタッフさんも一生懸命選挙活動をしているのですが選挙活動に集中しすぎて事故が起きてはいけません。

候補者の方が移動中の選挙カーから手を振る姿はおなじみだと思いますが気持ちが入りすぎて上半身を大きく乗り出して手を振ったりする候補者をたまに見かけます。

移動中の選挙カーから上半身を大きく乗り出して手を振ったりするのは認められてないのですがついやってしまうことがあるかもしれません。
しかし道路では自転車やオートバイ、電動キックボードなどのすり抜けは日常茶飯事です。

大きく上半身を乗り出してオートバイや自転車と接触して怪我をしてしまいますと選挙活動に影響が出てしまいます。
本当は手も外には出さない方が安全です。

選挙活動をしている方だけでなく周囲の車やオートバイ、自転車、歩行者の皆様で接触事故が起きないように配慮していただきたいと思います。

また選挙カーの運転手の方で普段普通車を運転されている方は屋根に取り付けた演説する部分の高さをしっかりチェックして高さ制限の事故が起きないように気をつけていただきたいです。
最近では軽自動車の屋根に演説する部分を取り付けている車両を見かけますがそのような車は重心が高くなり遠心力がかかりやすくなります。
カーブや交差点で曲がる際にはしっかりスピードを落として曲がらないと横転する危険があります。

街頭演説ができる時間も決まっていますのでスケジュールが押してしまうと急いで移動しなければいけないこともあると思います。
そのように急いでいる時に事故は起きやすいですので選挙期間中の選挙カーも近くを走行しているも車両もお互いに事故を起こさないために少し車間距離をあけましょう。

どの候補者の方も投票日が近づいてくると事故のリスクが上がってきますので是非、お気をつけて選挙期間を乗り切っていただきたいと思います。

私達もペーパードライバー講習中に選挙活動の邪魔をしないように配慮してまいります。



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