車を運転中(特に高速道路)に眠気に襲われることがあると思います。
原因はいろいろあるのですが例えば睡眠不足、車の振動、薬の副作用、食後の血糖値の上昇、睡眠障害などがあります。
○睡眠不足
満足に眠れない日が続いて睡眠負債が蓄積すると日中に強い眠気があらわれることがあります。
睡眠時無呼吸症候群の方は特に気をつけなければいけません。
睡眠不足で運転すると注意力が低下して事故に繋がる可能性がありますので睡眠はしっかりとるようにしてください。
○車の振動
車の揺れがゆったりしている場合は上行性脳幹網様体賦活系の働きが弱まり眠気を感じるようになります。
単調でゆったりとした揺れが続いている時は注意が必要です。
○薬の副作用
薬の副作用などで正常に運転できない状態で運転することは道路交通法で禁止されています。
風邪薬や花粉症の薬は眠くなる成分が入っていることもありますので説明書をよく読んで眠気などの副作用がある薬を服用した場合は運転しないようにしてください。
○血糖値の上昇
食事などで多くの糖質を摂取すると血糖値は上昇し、その後下がっていきます。
その時に低血糖状態になると眠気やだるさに繋がることがあります。
運転前の食事を見直してみるといいと思います。
○睡眠障害
睡眠障害には過眠症や睡眠時無呼吸症候群などがあります。
突然眠気に襲われ居眠り運転をしてしまう危険がありますので病院での治療と車の運転を控えるようにしてください。
●眠気の対策
・カフェインの摂取
・顔を洗う
・仮眠をとる
・ガムを噛む
・ストレッチをする
・換気をする
・眠気覚ましのツボを押す
・助手席の人と話をする
ここまでは一般的な内容ですのでご存知の方も多いと思います。
ここからは少し二酸化炭素による眠気について書きたいと思います。
エアコンを内気循環していたり空調を使っていなくて窓を閉めていると車内の二酸化炭素濃度が上がって眠くなることがあります。
車内の二酸化炭素濃度の上昇により眠気に襲われることがあることも知っておいていただくと対策しやすいと思います。
対策としては定期的に窓を開けて空気の入れ替えをしてください。
この時に運転席だけ窓を開けても空気の入れ替えはあまりできませんので運転席と他の窓も開けて空気を入れ替えてください。
またエアコンを使用する際や送風のみの場合でも外気導入するようにするといいと思います。
眠気を感じた時はすでに注意力が低下していることがありますので眠気を感じていなくても、こまめに休憩したりストレッチや空気の入れ替えなどして無理をしないように運転してください。